アービトラージ
取引用語で、さや取り。最近では、株式、証券、相場商品の現物と先物の価格差を利用して利益を得る裁定取引をさすのが一般化している。輸出量で国内最大規模を誇る米穀部門は、半調理米を中東、アフリカ、東欧、中央アジア、米州などに、白米を日本、韓国、香港、中米、南太平洋諸島、アフリカ、東南アジアなどにそれぞれ輸出。半調理米の販売量は前期比114%増、販売額は同119.5%増の3億9340万香港ドルとなった。 白米も販売量が同59.9%、販売額は47.4%それぞれ増加した。投資信託は、「東大」「香雪」「神象」など自社ブランドの小麦粉を小売り供給したほか、仏ダノン、米ナビスコなどの中国生産拠点に供給。部門売上高は前期比6.1%増となった。 ビール原料の麦芽・大麦麦芽は、青島、燕京、雪花など国内トップブランドのほか、バドワイザー、サンミゲル、キリン、アサヒなど外資の資産運用にも供給。一部はロシア、韓国、ベトナム、香港などの海外にも輸出した。麦芽の販売額は前期比14.5%増と順調だったが、大麦麦芽は同44.0%減と苦戦した。 ◆中国電信(チャイナテレコム、0728) - 株価 - 企業情報 【企業概要】中国最大の固定回線通信サービス会社。1998年に移動体通信部門(現・中国移動)を分離、02年には国内事業エリアの南北分割で、華東・華南および西北部が主要事業エリアに(北部は現・中国網通が継承)。02年11月に香港(H株)、ニューヨーク(ADR)同時上場を果たす。07年5月現在、20省・直轄市・自治区で事業を展開する。固定電話、インターネットのほか、中国版PHSの「小霊通」も展開。固定電話の頭打ちを見越し、次の展開を模索中。 【直近の業績・活動】外国為替証拠金取引は、売上高が前期比3.4%増の1570億9300万元、純利益が同4.9%増の221億7100万元と増収・増益計上。売上高全体に占めるインターネット接続、付加価値サービスなど非音声通話業務(初期接続費用収入を除く)の割合は、前期より約5ポイント高い29%に。同社が2年前から取り組んでいる固定電話会社から総合通信サービス会社へのビジネスモデルの転換は、着実に成果を上げているようだ。 音声通話サービスの売上高は前期比1.9%減の1208億2600万元。依然、総売上高の8割近くを占める主力業務ではあるが、頭打ち感は否めない。音声通話サービスの延べ契約数は2億2305万件で、前期に比べ1295万件の純増。住宅用固定電話は前期比3.6%増の1億2230万件、小霊通など無線電話サービスの契約数は同9.8%増の6270万件。 一方、ブロードバンドインターネットの契約数は、前期比34.7%増の2832万4000件と2ケタ増。ネット接続業務の売上高も同32.3%増の236億3000万元で、総売上高に占める割合は前期より2.9ぽいんと高い13.9%となった。 付加価値サービスのうち、ショートメッセージ(簡易メール)の利用件数は前期比34.9%増の232億7700万件、“着メロ”に当たる「七彩鈴音(カラー・リング・トーン)」の利用者数は102.0%増の3668万人と倍増した。その結果、付加価値サービス業務の売上高は前期比41.7%増の141億3300万元となり、総売上高に占める割合は前期より2.2ポイント高い8.3%となった。 データ通信サービス業務の売上高は前期比2.5%増の30億3100万元。IT(情報技術)サービスが順調だったほか、IP-VPN(通信事業者の広域IP網を経由する仮想プライベートネットワーク)サービスが大幅に売り上げを伸ばした。回線リースサービスの売上高は同9%増の45億300万元だった ◆中国移動(チャイナモバイル、0941) - 株価 - 企業情報 【企業概要】利用者数ベースで世界最大の携帯電話サービス会社。2007年4月末時点の延べ利用者数は、加入契約が6662万人、プリペイドサービス利用者が2億5478万人の計3億2140万人。06年末時点の国内シェアは67.5%で、2位の中国聯通を大きく引き離す。 中国本土31省・市・自治区および香港でサービス展開。06年末時点の従業員数は11万2000人。97年10月に香港、ニューヨーク同時上場。98年にハンセン指数構成銘柄に採用され、同銘柄としてHSBCホールディングスに次いで第2位の時価総額を誇る。 【直近の業績・活動】06年12月期業績は、売上高が前期比21.5%増の2953億5800万元、純利益が同23.3%増の660億2600万元と2ケタ増収・増益を達成した。利用者数が毎月443万人ペースで純増したほか、音声通話以外の「付加価値サービス」が好調だった。06年末時点で全国に3万4000店の直営ショップを展開するなど、営業にも力を入れている。 収益性の目安である利用者1人1カ月当たり売上高(ARPU)は90元で、06年上期より2元上昇した。契約形態別のARPUは、加入契約者が207元、プリペイド利用者が55元。1人1カ月当たり通話時間(MOU)は前年同期より13.6%長い335分(5時間35分)。